約 1,209,912 件
https://w.atwiki.jp/binyu2006/pages/9.html
世の中には貧乳好きが沢山存在し、このスレの住人は貴方の貧乳を求めています。 『貧乳女神様/女王様』になれるのは貴方です。 (※貧乳=貧乳=ブラジャーのカップサイズに当てはめた場合おおよそAAAからB辺りと思われますが、サイズや形に自信がない方もどうぞ) ★うpされる女神様/女王様へ★ ■18歳未満の方のうpは固くお断りします。 ■うpした画像は再厨☆によってネット上に無断転載される可能性があります。 ■個人情報保護の観点から、女神様本人が特定されるような物は 決して写さない様にお願いします。(顔・免許証・学生証・健康保険証等) ■うpされたことによる損害は補償できません。 『自己責任』と言う事も忘れずにお願いいたします。 ■不愉快と思われる内容はスルー。無理なことは実行されず、場合によってはNGを提示 してください。また、荒らしはスルーで対応の為、表立ってフォローが無い場合があります が「フォローしてくれない」ってスネないでくださいね。 ■画像の即消しと局部のうpは、スレが荒れますので御注意ください。 ◎注意詳細(女神様/女王様へ)→ http //www6.atwiki.jp/binyu2006/pages/3.html ★スレ住人のお約束★ ■「見せてもらってる」と言う事と、女神のペースと意思を尊重。 ■荒らし・煽り・暴言・脅し・プライバシーに関わる質問・過度な再うp要求、 無断再うp・他所への転載・画像掲載サーバに負担をかける行為・喧嘩など禁止。 ■唐突なまんまんうp要求・女神以外のコテハン・出会いを求めるのも禁止。 ■基本的にage進行ですが女神が望む場合はsage進行。 ■//最重要事項// スレ進行・リクは空気嫁(特に「まんうp」コール)。女神が『無理』と言ったら無理。 腕振り必須。荒しはスルーで反応するなら女神へフォロー。 賓乳と判断するのは住人ではありません。(女神の意思を尊重) ◎注意詳細(スレの住人たちへ)→ http //www6.atwiki.jp/binyu2006/pages/4.html 【画像のうpの方法(主にピクト http //www.pic.to/ を使用しています。)】 ★注意★ 携帯でドメイン指定受信の設定をしてる方は「pic.to」からの受信を許可してください。 1. カメラ付携帯やデジカメで撮影をする(一枚目は「メモ」を持って撮影しておきましょう)。 2. 撮影した画像を up@pic.to へ添付ファイルとして送信する。 3. 無事にページが作成されると up@pic.to から『ページ作成完了』のメールが届く。 4. 届いたメールに『設定変更』のアドレスが記載されているので、そのアドレスへアクセスする。 5. 『設定』のページに行き、『基本設定と色変更』のページへ行く。 6. 『パソコンからの閲覧』を “許可”、その他の設定を任意で選択し 1番下の『これで設定』を押す。 7. メールの1番最初に記載されている http //*.pic.to/***** のアドレスをスレへ書き込む。 (※メールに記載されている↑以外のアドレスは、悪用されるので書き込んじゃダメ。) ■ 詳しい使い方はこちらをご覧下さい。 http //www.pic.to/howtoup.php ■困った場合はこちらをご覧下さい。 http //www.pic.to/faq/ 【女神の本人確認とトリップについて】 <メモについて> ■転載厨と間違われないために、『メモのうp』を要求をされることがあります。 ■メモうpとは女神本人を確認する為に、 日付やIDを手書きメモと一緒に体の一部を撮影することです。 ■日付は後日転載を防ぐ上で効果的です。 ■1枚だけメモつき画像をうpすれば、そのあと追加する画像にはメモは必要ありません。 <トリップについて> ■女神様の本人性を確認するために、トリップを付けることを強く推奨します。 ■トリップキーとは、設定した本人しか判らない文字列作成することにより 本人を確認するために使用します。 ■名前欄に『名前#任意文字列のトリップキー(8バイト迄)』と入れて書き込むと 『名前 ◆5x1fZTkavA』という風に、トリップ付きで表示されます。 ★注意★推測されやすいトリップキー(名前・誕生日・動物・日付等)は大変危険です。 [ 例1 ]:名前#名前 → 名前 ◆xFh4EnDjPk [ 例2 ]:名前#あいう → 名前 ◆lHG3Yzo0a6 [ 例3 ]:名前#abcdefgh → 名前 ◆/Pbzx9FKd2 ■トリップキーをつける時は、極力無意味な文字列で作成する事を推奨します。 【その他】 ■女神様も、可能であれば専用ブラウザを使われることをお薦めいたします。 ■動画が見れない場合はQuickTimeをインストールしてください。 ■それでも見れない場合は、拡張子をGoogleで検索してみましょう。 ■相互の助けあいも必要ですが、何か聞く前に調べてからにしましょう。 【前スレ】貴女も今日から賓乳女神様!おっぱいとかうpスレ Part.xx http //ex10.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/********** 【テンプレの修正案や議論はこちらへ】 【議論】VIP賓乳スレ用避難所【保守】 http //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/neet4pink/1130492381/ 【雑談はこちらへ】 ペタン!ペタン! http //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/neet4pink/1130690077/ ※このスレのテンプレは下記サイトに保存されています。 『貴女も今日から賓乳女神様!おっぱいとかうpスレ』 http //www6.atwiki.jp/binyu2006/ 下記のページに投稿フォームをつけました。 こちらで出された意見を随時テンプレに反映したいと思います。 http //www6.atwiki.jp/binyu2006/pages/15.html
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/186.html
あやせ(お兄さんが受験勉強に集中する為に一人暮らしをして…) あやせ(A判定を取ったお兄さんは無事に家に帰る事になった) あやせ(アパートの部屋のカギを返しに行く時に、わたしは告白をした) あやせ(そして--------------) あやせ(先日、わたしとお兄さんは恋人関係となった) あやせ(ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ) あやせ(無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理) あやせ(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいよーーーーーーー) あやせ(どうしてこうなったの!?) あやせ(でも、お兄さんと恋人か…) あやせ(えへへ//) ガララララッ あやせ「こんにちはー」 京介「おっ、来たか」 あやせ「は、はい。あの…桐乃は?」 京介「今は出かけてるよ。気を使ってくれてるみたいだな」 あやせ「そうですよ。桐乃はとっても気が効くんですから」 京介「ははは。そうだな。ほらあがれよ」 あやせ「あっ…えーとその…」 京介「ん?どうした?」 あやせ「こ、この服…冬の新作なんですが、どうでしょう?そそります?」 京介「ぶはっ!なっ!?」 あやせ「ひ、人が頑張って言ったのに!何て顔してるんですか!」 京介「ああごめんごめん。いやさ、顔真っ赤になって聞いてくるあやせが可愛すぎてな」 あやせ「はあ!?可愛い!?な、なにを言ってるんですか!ブチ殺しますよ!」 京介「おいおい。そんな嬉しそうにすんなって。ほらあがれあがれ…」 あやせ「むーっ。お兄さん彼女慣れしてますね…」 京介「なに?焼きもち?」 あやせ「何でそう嬉しそうなんですか!もうっ知りません!」 京介「え?あっ、待ってくれ。俺に案内させてくれよ」 あやせ「ふんっ」 京介「せっかく付き合って二日目なんだし、出かけようぜ」 あやせ「いえ、今日はお出かけというより、これからの事をお兄さんと話し合いたくて」 京介「話し合い?デートの日程とかか?」 あやせ「で、でーと!?あ、あの…わたしまだそういう単語が恥ずかしいというか…って、お兄さん気軽に言いすぎです!」 京介「ハァハァ。ピュアなあやせたんマジ可愛い…ハァハァ」 あやせ「…」 京介「え?何で目から光沢が無くなって…あれ?携帯でなにをするんですか?」 あやせ「えーと、警察ですか?ええここに性犯罪者が…はい」 京介「お願いします!冗談でもやめてください!」 あやせ「土下座が上手になりましたね」 京介「おう!今ならジャンピング土下座だって余裕でできるぜ!」 あやせ「では、本題に入ります」 京介「ああ」 京介(桐乃の事か…あやせと桐乃は親友。今回俺と付き合った事で、二人の関係にヒビが…とかは絶対に阻止しないといけねーな) あやせ「大方、予想は付いていると思いますが」 京介「ああ」 あやせ「これからのお互いの呼び方についてです」 京介「ああ……………………はあ?」 あやせ「やはり恋人同士になった以上、呼び方は重要だと思います」 あやせ「わたしもいつまでもお兄さんを『お兄さん』と呼ぶわけにはいきません」 あやせ「それにそのうち桐乃はわたしの、い、い、妹になる可能性だってあるんですから」 あやせ「姉のわたしがいつまでも『お兄さん』と呼んでいたら、桐乃が『兄貴』って呼びにくいでしょうし」 京介(彼女=婚約者って事か?) 京介(マジ重え。この女マジ重い) 京介(でも、真面目に顔真っ赤にしながら語るあやせたんマジ天使可愛い) 京介「えーと、そうだな…何がいいかなー。あやちとか?」 あやせ「ハァ?何ですか、そのおバカ声優みたいなあだ名は?そうじゃありません。わたしのことはは今まで通り『あやせ』って…呼んで欲しい…です。」 京介「わかった。『あやせ』…これでいいな」 あやせ「ちょっちょっと!真剣な顔して見ないでください!」 京介「照れてるあやせも最高に可愛いぜ」 あやせ「なっなあああーーーーーっ、通報しますよ!」 京介「あやせは俺の最高の彼女だから何の問題もない」 あやせ「あっああああああああああああ」 バキッ 京介「な、なぜだ…」 あやせ「顔が近すぎます!そういうのは…あと1年くらい付き合ってから…」 京介(こ、これは…先が思いやられる) あやせ「で、お兄さんはこういう風に呼んで欲しいとかないんですか?」 京介「………………………」 あやせ「…」 京介「………………………」 あやせ(ど、どうしよう…) 京介「………………………」 あやせ(真剣に考えてるお兄さんカッコいい) 京介(俺を見てあやせが微妙にニヤついてる…可愛いな畜生!) あやせ「ま、まだですか?」 京介「キョンくんがいいな」 あやせ「キョンくん♪」 京介「な・あ・に?」 あやせ「年下にくん付で呼ばれたいとか、ドン引きです」 京介「うわあああああああああ。一瞬最高に幸せだった俺の時間があああああああああああああ」 あやせ「そ、そんなに良かったんですか?」 京介「当たり前だろ!下の名前をくん付って黒猫ですらやってくれなかったんだぜ!」 あやせ「むっ。そうなんですね。じゃあ考慮しておきます」 京介「え?してくれないの?」 あやせ「だから考えておきます!どうせ先は長いんですし」 京介「ああそうだな」 あやせ「えーと、その…」 あやせ(どうしよう。この後なにをするか全然考えてなかった) 京介(ど、どうしよう…すっげームラムラしてきた) 京介(て、手を繋ぐくらい別にいいよな?) 京介「そうだ!桐乃から押しつけ…借りたエロゲやらないか?」 あやせ「はあ?」 京介「って、冗談だ。ほら空気が静かになっちまったから」 あやせ「そんな事より、まだそんなゲームを持ってるんですか?」 京介「…へ?」 あやせ「前は特に気にしませんでしたが、今はわたしと恋人なんですよ!許しません!」 京介「なっ」 あやせ「そういえば、桐乃からベッドの下がどうのこうの聞いたことがあります。すぐにベッドから離れてください!」 京介「はあ!?」 あやせ「それにメガネ物の本が好きなんでしたっけ?まったく男って生き物は視力が悪い人に失礼です」 京介「あ、あやせ!」 ギュウウウ あやせ「お、お兄さん!?だだだだだだだ抱きついてきた!?」 京介「落ちつけあやせ…俺はお前のメガネ姿が見たい」 あやせ「へ?は?」 京介「伊達メガネでもいい。今度かけてきてくれないか?」 あやせ「お、お兄さんがそこまで言うなら…まったく仕方がない変態、か、彼氏さんですねっ」 京介「ああ、お前の彼氏は変態さんなんだよ」 京介(よし!エロ本は誤魔化せたな) あやせ「では、お兄さんの好みを把握するためにも、全部没収…」 京介「マジで勘弁して下さい!」 あやせ「わたしと言う…か、彼女がいるのにまだそんなのが読みたいんですか?」 京介「いや、お前がいるし、もう読むつもりはないんだが」 あやせ「は、はあ!?」 京介「おい、いちいち照れるな」 あやせ「照れてなんかいません!」 京介(誤魔化せたか?) あやせ「じゃあ、なおさらそういう如何わしい物は入りませんよね?」 京介「違うんだ!ただお前に見られるのが恥ずかしいだけなんだ!だから俺に処分させてくれ!」 あやせ「そうなんですか?」 京介「ああ、お願いだ!頼む!」 あやせ「…はぁ~。わかりました。だから土下座はやめてください」 京介「も、もうちょっとだけ」 あやせ「いえ、やめてもらわないとわたしが困ります」 京介「しかし、ここからだと、あやせのスカートの中が…もう少しで…」 あやせ「死ねーーーーーーーーーーっ。変態!!!!!!!!!」 あやせ「死ね変態!死ね!」 ガスガス 京介「ありがとうござます!ありがとうござます!ありがとうござます!」 ガチャッ 黒猫「な、なにをやってるの?あなたたち…」 あやせ「黒猫さん!?」 京介「ど、どうしたんだ?桐乃はいないぞ?」 黒猫「いえ、先輩が無事A判定を取ったと聞いたからお祝いに」 あやせ「違うんです!これはお兄さんが踏んでくれって頼んでくるから仕方なく」 京介「俺はそんな事頼んでねーぞ!」 あやせ「って言いながら、わたしのスカートの中覗いていたくせに」 黒猫「なっ!?」 京介「勘違いすんなよ黒猫!俺は立派に紳士的に覗いてだな!」 黒猫「そ、そんなのが見たいならいつでも見せてあげるのに…」 京介「なっ!?」 黒猫「先輩が望むなら私はいつだって…」 京介「黒猫…」 あやせ「どういうことですか?」 京介「あ、あやせさん?目から光沢が…」 あやせ「今ときめきましたね?トキメキましたよね!?トキメイたよね!?」 京介「ちっ、違うんだ。高校生男子にとって衝撃的な瞬間だったから反応しちまっただけで!」 あやせ「わたしがお兄さんの彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに彼女なのに」 あやせ「許せない。お兄さんは余所の女ばかり見て。許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない」 京介「許してくれあやせ!」 あやせ「やだなーお兄さんは。わたしは怒っていません。ただ許せないだけ」 京介「お、俺はただ…その…あやせが焼きもち焼いてくれると嬉しいな~って思っただけなんだ!」 京介「本当にちょっぴりだけ見れたらいいなーとか思っただけで、本心はあやせの事しか考えてないんだ!」 あやせ「え?焼きもちを焼いてほしかった?わたしの事しか考えてない?」 京介「あやせ!!!好きだあああああああ!俺はお前の事しか考えてない!!」 あやせ「あ…あぅぅ…」 あやせ「ま、まったく、そういう冗談は今後やめてください」 あやせ「焼きもちが見たいっていうのは仕方ありませんが、わたし怒っちゃいますよ」 京介「ああ、気を付ける…本当にな」 黒猫「ちょろいわね」 京介「ああまったくだ」 あやせ「え?」 京介「ごめんなさい。冗談です。だから包丁はしまってください」 ……… あやせ「ところでお兄さんの元カノ…元彼女さんは何をしに来たんですか?元カノさん?」 黒猫「ぐっ…さっきも言ったけどA判定の…」 あやせ「ではお引き取りください。昨日話した通り、わたしが、かっ彼女なんです。わたしの許可なく…そのお兄さんに近寄らないでください」 京介(まだ『彼女』って単語に羞恥があるのか?いちいち頬を染めて言うあやせたんマジ可愛い) 黒猫「ふんっ。そういえば何だったかしら?パンツ?ふふっその程度で騒ぐなんてね」 あやせ「何ですか?」 黒猫「先輩は私の胸…おっぱいを揉みたいって言ってきた事があるのよ」 京介「ぶっ!!!」 あやせ「なっ!?」 黒猫「ふんっ。あなたにはその覚悟があって?」 あやせ「なっななななななな」 黒猫「ああそもそも覚悟以前に言われた事がないのよね?ふふ無様ね」 あやせ「お、お兄さん!?」ギロッ 京介(え?今すぐに言えって事!?やだよ!言ったら殺すだろお前) 京介「…」 あやせ「ぐ、ぐぬぬぬぬぬぬぬ」 黒猫「ふふっ」 あやせ「で、でもっ!」 黒猫「なにを言われても負け犬の遠吠えにしか聞こえないわよ?」 あやせ「触らせてない癖に!」 黒猫「え?なっなななななんでそうなるのかしら?」 あやせ「さっき、おっ…あれを『揉みたいって言ってきた事があるのよ』って言いましたよね!?」 黒猫「い、言ったかしら?」 京介(黒猫!自分で言ったことで照れるな!) あやせ「言いました!実はそれってつまり…言われただけで触らせてないんでしょう!?」 黒猫「なっ!?」 あやせ「ふふふふふっふふふふふふ。どうやら図星のようですね。ねえ泥棒猫さん?」 黒猫「そ、それでも言われた事がないあなたよりマシよ!」 あやせ「わたしだったら触らせてあげます。ええこれが、あなたとわたしの差です!」 京介「え?いいの?」 あやせ「……は?」 京介「い、いいのか?」 あやせ「………………せ、成人したら…」 京介「うおおおおおおおおおおおおお!やったあああああああ!あと5年くらいか!?楽しみだぜ!」 あやせ「も、もうっ。セクハラですよお兄さん」 京介「あやせだってまんざらじゃないくせに」 あやせ「もうっ知りません」 黒猫「ぐっ」 あやせ「わかりましたか?お兄さんの初のお相手はわたしと決まってるんです」 京介「いや、それだと本当にいかがわしい事に聞こえるぞ?」 あやせ「え?…あっ…」 黒猫「ふ、ふっ。そんなに恥ずかしい事なら無理しなくてもいいのよ?ねえ先輩もそう思うでしょ?」 あやせ「だ、ダメです!お兄さんの初めては全部わたしって決まってるんです!そうですよね!お兄さん?」 京介「は?え?…あっ、悪いけど俺の初めてって桐乃で…」 黒猫「なっ」 あやせ「はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」 京介「ほら、あやせは見た事あるだろ?俺とあやせが初めて会った時に、桐乃と俺が倒れて…その時に俺の手が桐乃の胸に」 ガチャッ 桐乃「この変態!シスコン!強姦魔!!!!!!」 バキッドカッ 京介「」 あやせ「桐乃!?出かけてたんじゃ」 桐乃「え?ああ、こいつが勝手に勘違いしてただけで、あたしは隣で勉強してたの」 黒猫「へぇ~、勘違いねぇ~。本当は隠れてた…とかかしら?」 桐乃「なんであたしがそんな事する必要あるのよ!」 黒猫「だって、玄関に靴がなかったもの」 あやせ「大丈夫。わたしは桐乃を信じるよ」 桐乃「ありがと。あやせ…でも気をつけないといけないよ?」 あやせ「え?」 桐乃「ここの壁って意外と薄いの。だから聞き耳を立てればだいたい聞こえてくるんだよ?」 あやせ「え?え?まさかさっきの会話、桐乃に聞こえてたの!?」 桐乃「えーと、だいたいかな」 黒猫「あら?おかしいわね。聞き耳を立てればだいたい聞こえる?」 黒猫「あなたは勉強をしていた。ということは聞こえないはずよね?」 あやせ「え?桐乃?」 桐乃「い、いやー、実を言うとあまり聞こえてなかったの。ただあやせに忠告をしておきたっただけで」 あやせ「そっか。ありがとう桐乃」 桐乃「う、うん」 黒猫「あら?良心が痛んだのかしら?」 桐乃「うっさいつーのっ!バカ猫!」 桐乃「ほら行くわよ」 黒猫「え?」 桐乃「あやせは京介に会いに来てるんだから!あなたはあたしの部屋に来なさい!」 黒猫「私は先輩に用事が…」 桐乃「いいから来いっ!」 黒猫「仕方ないわね」 桐乃「邪魔して悪かった。ごめんねあやせ」 あやせ「え?ううんいいの。わたしは桐乃の事も好きだから」 桐乃「ありがと…じゃあね。あやせ」 黒猫「また来るわ」 ……… 京介「」 あやせ「ふーっ。お兄さんがまだ気絶してるから、何とかベッドに移動させたけど…」 あやせ「…」 あやせ「あ、あー。わたしも眠くなってきちゃったかも」 あやせ「お兄さんが寝てるけど、気絶してるからなにも問題ないよね」 あやせ「それにベッドは一つだから、仕方ないよね」 ドサッ あやせ「っ~//」 あやせ「お兄さんの顔が…すぐ横に…」 あやせ「うわぁ…お兄さんの心臓の音が聞こえる…」 あやせ「どうしよう…わたしすっごくドキドキしてるかも…」 「やっぱり無理!あたしもう無理!」 「もう少し待ちなさい!あの雌狐が本性を現した瞬間を激写すれば…くくく」 あやせ(隣の部屋の桐乃の声が聞こえてくる…ケンカしてるのかな?大丈夫かな?) 京介「んっ」 あやせ「」ビクッ 京介「…」 あやせ(お、起きてないよね?) あやせ「それにしてもお兄さんの胸板…」 スリスリ あやせ「えへへ…ずっとお兄さんとこうしていたかったの…」 あやせ「お兄さんお兄さん」 ガチャッ 麻奈実「」 あやせ「くんかくんか……………………え?」 麻奈実「ご、ごめんなさい!」 ガチャッ 京介「ご、誤解だーーー麻奈実ーーーー!帰るな!」 あやせ「え?」 京介「あ」 ……… あやせ「ど、どこから起きてたんですか!?」 京介「ボコボコにしないでください。また意識が飛びそうだ」 あやせ「お兄さん?わたしはどこから?って聞いてるんですよ?」 京介「あやせが俺を無理矢理ベッドに乗せてくれた時」 あやせ「…」 京介「いや、普通に考えてか弱い女の子が、俺みたいな男をベッドに乗せるのは無理だろう。俺が少しずつ動いてたんだ」 あやせ「か、か弱いってそんなぁー」 京介「あやせは可愛いなー」 あやせ「ご、ゴホンっ。お兄さんはなにも見てないし、聞いていない!それでいいですね?」 京介「『えへへ~』って言いながらスリスリしてくるあやせ…マジ可愛かったなー」 あやせ「…………………………………………………………………」 京介「ああ、俺はなにも見てないし、聞いていない!命をかけるぜ!」 あやせ「じゃあ死んでください!」 京介「なっなんだと!俺は選択肢を間違ってないはずだ!」 あやせ「ええ、わたしが間違っちゃいました。だから死んでください」 京介「理不尽だああああああ」 麻奈実「え、えーとわたしお邪魔だよね?帰ろうかな?」 京介「いや、いてくれ。この流れだと殺戮ENDだ」 あやせ「むっ。それだとまるでわたしが殺戮者みたいじゃないですか?」 京介「そんな可愛い顔しても騙されないからな!さっき明らかに変な目してただろ!」 あやせ「心外です!」 麻奈実「え、えーとー」 京介「ああそういえば、麻奈実は何をしに来たんだ?連絡も無しって珍しいな」 麻奈実「きょうちゃんにお祝いをしようと思って来たの」 京介「おおっ。情報が早いな。無事A判定とったんだぜ!」 麻奈実「ううん。そっちじゃなくてあやせちゃんと付き合ったことに関して」 あやせ「は?」 麻奈実「おめでとうきょうちゃん」 京介「え?あ、ああ」 麻奈実「きょうちゃんとあやせちゃんはとってもお似合いだと思うんだ」 京介「そ、そうかな?」 あやせ「…」ギロッ 京介「そ、そうっすよねー」 麻奈実「でもね、どんなにお似合いでも、すれ違いとか困る事とか大変な事とかあると思うの」 麻奈実「だからそういう時は、遠慮なくいつだってわたしを頼ってください」 京介「おう…いつも心配かけて悪いな麻奈実」 麻奈実「それはいいっこ無しですよ。おじいさん」 京介「はは。何言ってんだ。おばあさんは」 麻奈実「えへへ」 あやせ「お姉さん…なにを言ってるんですか?」 麻奈実「え?どうかしたの?」 あやせ「お姉さんはどうしてそんなに余裕なんですか!?」 あやせ「今お兄さんはわたしの大切な人なんですよ!」 麻奈実「わたしにとっても大切だよ?」 あやせ「でも、お兄さんの中では今はわたしが一番大切なんです!そうですよね!お兄さん!」 京介「え?ああ、そうだぞ。一番大切だ」 あやせ「ほら見てください。だというのに何ですか?その余裕は」 麻奈実「うーん。そうだねー。だって『今』はでしょ?」 あやせ「え?」 麻奈実「将来の事は誰にもわからないよね?もちろんあやせちゃんにも」 あやせ「それはお姉さんだって同じじゃないですか!」 麻奈実「わたしにはわかるよ?」 あやせ「へ?」 麻奈実「だって、わたしはきょうちゃんの事なら何でも知ってるし、わかるんだよ?」 京介「ふ、二人とも落ちついて」 麻奈実「きょうちゃんは黙ってて」 京介「は、はい」 あやせ「お姉さん…それは傲慢ですよ」 麻奈実「きょうちゃんはわたしの事の言う事を何でも聞いてくれるんだよ?」 あやせ「それはわたしだって同じです!」 麻奈実「あやせちゃんの場合はきょうちゃんに無理させてるよね?」 麻奈実「でも、わたしはきょうちゃんの事何でも知ってるから、無理させない程度のお願いができるんだ」 あやせ「え?は?」 麻奈実「あやせちゃんと一緒だったら、近い将来にきょうちゃんは無理をして壊れちゃう」 麻奈実「でも、きょうちゃんは経験をしないとわかってくれない」 あやせ「だ、だから、わたしと黒猫さんと…」 麻奈実「それは違うよ。勝手に二人がわたしのきょうちゃんを好きになっただけだから」 京介「麻奈実!」 麻奈実「怒るよ?」 京介「は、はい」 麻奈実「それにきょうちゃんに、あやせちゃんは勿体ないよ」 あやせ「そんな事ありません!」 麻奈実「若気の至りだと思うんだ。あやせちゃんにはきっとすっごくいい男の子が見つかるって思う」 あやせ「わたしはお兄さんがいいんです!お兄さんじゃないとダメなんです!」 麻奈実「きょうちゃんみたいに普通の男の子と、あやせちゃんみたいにすっごく良い女の子は合わないんだよ?」 あやせ「だ、だからお兄さんにはお姉さんが合うって言いたいんですか!?」 麻奈実「そこまで言わないよ?だって最後に選ぶのはきょうちゃんだから」 あやせ「…」 麻奈実「どう?考え直してくれたかな?」 あやせ「そのすっごく上から目線気に入りません!」 麻奈実「ふふっ♪」 麻奈実「わたしも今のあやせちゃんの立ち位置は、すっごく気に入らないかも」 京介「おい止めろ!二人とも!」 あやせ「…」 麻奈実「…」 京介(や、やべぇ、今にも取っ組み合いが始まりそうだ。なんとかして止めねーと!) ガチャッ 桐乃「うっさあああああああああああああい!」 あやせ「き、桐乃?」 麻奈実「桐乃ちゃん?」 黒猫「ふふふふふ、安心しなさい。私もいるわ」 桐乃「いい?こいつは…京介はあやせを選んだの!悔しいけどあやせを選んだの!」 桐乃「だからあたし達は祝福をしてやるべきだと思うの!」 麻奈実「…でも、あやせちゃんは未だに『お兄さん』って呼んでるね?」 麻奈実「これって恋人同士って呼べるのかな?」 あやせ「うっ」 黒猫「ふふふ。やはりここは元カノの私が復帰するべき所かしらね?」 桐乃「バカ猫!空気読め!」 黒猫「それとも…実は既にやってたりするのかしら?」 あやせ「へ?」 黒猫「察しなさい。実は二人っきりの時は呼び方が違うとか…そういうのかしらね?」 あやせ「え?いえ…あの…」 麻奈実「…」 京介「いや、わかった。それでこの場が収まるなら…ほらあやせ…あれで呼んでくれ」 あやせ「え?ええーーー!?」 京介「俺とお前が二人っきりでいる時のあれで」 あやせ「で、でも、みんないるし…」 京介「お願いだ!あやせ!」 あやせ「わ、わかりました…えーとその…」 京介「頼む!」 あやせ「キョンくん。ずっとずっと好きだよっ」 京介「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおやったああああああああああああああああああ」 あやせ「っ~~~~~//」 京介「あやせ!俺も好きだああああああああああ」 あやせ「ば、ばか!ばかばかっ!もうっそんなに喜ばないでくださいっ」 桐乃「ふへへぇ~ポカポカと京介を叩いてるあやせ…マジ可愛い」 黒猫「…桐乃?無理しなくていいのよ」 麻奈実「きょうちゃん?」 京介「おう。どうした?」 麻奈実「正座っ!」 京介「お、おう」 麻奈実「年下にくん付で呼ばせるってどういうことですか!?」 京介「い、いや、地味に憧れていて…」 麻奈実「そ、そうことは同級生のわたしに言ってくれれば…」 京介「へ?」 桐乃「って、麻奈実………さん!?どさくさにまぎれてなにを言おうとしているの!?」 麻奈実「ち、違うの。これはキョンくんのしつけで」 黒猫「躾ですって?幼馴染ごときが偉そうね。あなたもそう思わない?キョンくん?」 桐乃「って何であんたらがナチュラルに呼んでるのよ!こ、こいつ…ききききキョン…って呼べるか!こんな名前!」 あやせ「皆さん!キョンくんの、か、彼女はわたしなんです!呼んでいいのはわたしだけですよ!」 京介「…どうしてこうなった…」 京介「俺はあやせとイチャイチャしてただけのはずなのに!」 京介「俺の彼女と妹と元カノと幼馴染が修羅場すぎる!」 終わり
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1506.html
532 はだかの京介【SS】前編 2012/06/20(水) 22 25 15.23 ID uTsTZ+TLO むかしむかし、あるところに、とても兄パンの好きな桐乃姫がいました。 新しい兄パンを手に入れては、それを京介王に履かせるのが姫さまの楽しみです。 ある日の事、兄パン職人を名乗るペテン師がやって来て言いました。 「わたしの名はフェイト、私はとても美しい布をおる事が出来るのです。 その布はとても不思議な布で、それで作った兄パンは、おろか者、つまり馬鹿には見えないのです」 「へえー。それは面白そう。さっそく布をおって、兄パンを作ってよ」 桐乃姫は、うれしそうに言いました。 (京介がそのパンツを履いて歩けば、家来たちが利口者か、おろか者か、すぐに見分けがつくわけじゃん) フェイトそんは布をおるのに必要だと言って、桐乃姫にたくさんのお金を出させると、熱心に布をおり始めました。 とは言っても、本当は布をおっている様な、ふりをしているだけなのですが。 「いったい、どんなパンツ? 早く履かせたいんですケド」 桐乃姫は、その不思議なパンツを早く見たくてなりません。 そこであやせ大臣に言いつけて、兄パンがどのくらい出来たかを見にやりました。 さて、布を見に行ったあやせ大臣ですが、布をおっているフェイトそんのそばへ行ってみてビックリです。 「???」 何も、見えないのです。 ゴシゴシ、ゴシゴシ。 あやせ大臣は目をこすってみましたが、やはり何も見えません。 それに気づいたフェイトそんは手を休めると、わざとらしくあやせ大臣に言いました。 「やあ、これは大臣。どうです、見事な布でしょう。もうすぐ出来上がりますので、王さまにふさわしい、立派な兄パンに仕上げますよ」 「いや、あの、・・・うむ、そうですね。確かに見事な布です」 あやせ大臣はそう言うと、足早に部屋を出て行きました。 「困りました、姫さまに何て報告すれば良いのでしょう?」 あやせ大臣は、悩みました。大臣は今まで、うそをついた事が一度もありません。 でも正直に見えないと言えば、自分はおろか者だと言う事になり、下手をすれば大臣をやめさせられてしまいます。 それはあやせ大臣にとっては、何より辛いことでした。 そこで、桐乃姫の所へ帰ると、「本当に見事な布です。もうすぐ出来上がって、兄パンにぬうそうですよ」と、うそを言いました。 「そうなんだ、それほどまでに見事な布なんだ」 あやせ大臣がうそを言った事がないので、桐乃姫は大臣の言葉を信じました。 そして桐乃姫は、その不思議な布を自分でも見たくなり、あくる日、あやせ大臣を連れて見に行く事にしたのです。 フェイトそんが布をおっている部屋に着いた桐乃姫は、声をかけました。 「うん、ごくろうさん。ところで、例の不思議な布は、どこにあるの?」 するとフェイトそんは、大きな布を持ち上げるふりをして言いました。 「姫さま、これでございます。どうです、なかなか見事な布でしょう。たった今、完成したのでございます」 「へっ? ・・・」 何も見えないので、桐乃姫は目をゴシゴシとこすりました。 それを見たフェイトそんは、少し意地悪く尋ねました。 「あの・・・、もしかして、この布がお見えにならないとか」 その言葉にビクッとして桐乃姫は、あわてて言いました。 「いや、そんな事あるはずないじゃん。なるほど、確かにこれは素晴らしい布。うん、実に気にいった。 さあ、早く兄パンにぬってよ。もうすぐ行われるお祭りには、ぜひとも京介に履かせて歩かせたいんだよね。あはははははー」 536 はだかの京介【SS】後編 2012/06/20(水) 22 30 15.82 ID uTsTZ+TLO そしてお祭りの日の朝、フェイトそんが完成した兄パンを届けに来て言いました。 「さあ、わたしが兄パンをお着せしますから、王さま、どうぞ裸になって下さい」 裸になった京介王に、フェイトそんは出来上がった事になっているその兄パンを丁寧に履かせるふりをしました。 履かせ終わると、そばにいた桐乃姫は、 「ほんとによく似合って、立派だよ、京介」 と、褒め立てました。 「そうか、そんなに良く似合うか。あはははははー」 京介王は、いかにも満足そうに言いました。 「さあ、新しい兄パンのうわさを聞いて、町の者も早く見たがっておる。すぐに出発させよ」 京介王は行列をしたがえると、いばって、ゆっくりと歩きました。 それを見た大勢の町の人たちは、目を見張りながら、わざと大きな声で口々に、「何て立派だろう。とても良くお似合いだ」 「さすがは王さま。兄パンが良くお似合いだ事」と、言いました。 本当は、みんな何も見えていないのですが、そんな事を人に知られたら、自分はおろか者だと思われてしまいます。 その時です。 行列を見ていた小さなかなかなが、笑って言いました。 「うわっ、キメぇ。裸の糞マネが、なんかソーセージぶら下げて歩いているしw」 その声を聞いた町の人たちが、もう一度王様の姿を見ようとした時です。 「めてお☆いんぱくと!!!」 大きな掛け声とともに、まぶしい光が王様をつつみこんで、町の人たちはみな目がくらんでしまいました。 やっと光が消え、町の人たちが王様を見てみると、 そこにはとても立派な兄パンを履いた王様の姿がありました。 「やっぱり、そうだよな。王さまの兄パンは、どこから見ても素晴らしい」 「そうだよ。何も履いてないようにしていたけど、王さまの兄パンは素敵だよ」 「ああ、それにしても王様が裸だなんてぬかしたやつはどこにいるんだい!」 でも、そのときには、かなかなの姿はどこにもありませんでした。 「ばかじゃん、なんで自分が兄パン履いてないことに気付かないワケ? マジあり得ないんですケド」 「…だがな、それを言いだしたら、桐乃もあやせも、 フェイトそんのペテンを見抜けなかった愚か者で、馬鹿ってことになってしまうだろ」 「……。」 「姫も大臣も、愚か者の王のご機嫌をとって、お追従するしかなかった。馬鹿なのは王様一人だけ、それでいいじゃないか」 「京介……」 京介王の、自分のことを思いやる気持ちを知った桐乃姫は今にも泣き出しそうでした。 「泣くなよ。それに、サンキューな。素敵な兄パンをプレゼントしてくれて」 そう言うと京介王は、桐乃姫の頭を優しく撫でながらお城へと向かうのでした。 さて、悪運の強いフェイトそんはあやせ大臣の追撃からは辛くも逃げることができましたが 天罰を逃れることはできず、えふえっくすという儲け話にはまって大損をしてしまい、長いこと苦しんだそうです。 そして、あのかなかなは、あやせ大臣に捕まって、本当なら火あぶりの刑にされそうなところを、 京介王と桐乃姫の特別の計らいで許され、それからは 宮廷おかかえの「うへぇ詩人」として、仲睦まじい王様と姫様がイチャラブを見せるたびに 穴の中からうへぇの叫びを高らかに歌い上げるのでした。 めでたしめでたし ※※※ 裸の王様のストーリーについては、こちらのサイトを参照しました http //hukumusume.com/douwa/pc/world/01/16.htm ----------
https://w.atwiki.jp/minidaikon/pages/28.html
wikiの更新内容の確認や編集者との連絡用に使用してください 2013/04/23 Bukkitになったので大きく変更 11/16 ページ更新住人情報画像追加 11/13 ページ作成住民 画像以降画像はここに添付し各ページで呼び出す 11/01 ページ作成MAP 京介。の家 ページ更新和菓子jID、呼び方 NihongoMOD1.4.2に対応 市役所ネタ文の追加 10/30 トップページ編集管理者が京介。とは別な事を明記 建造物更新市役所ページの作成二階、三階部分の説明の追記 メニューにアクセスカウンターを設置テスト設置なので後日無くす可能性あり サーバー規約追加一般的な鯖で明記されているクロック回路について 10/23 更新メモ作成変更点を簡単に書いていきます 10/17 wiki作成 -
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/279.html
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /25(木) 23 59 01.42 ID AYX30gRg0 コンコン 京介「…おーい、桐乃ー…居ないのかー?」 京介「…まぁ、ゲーム返すだけだからいいか」 ガチャッ 京介「…ん?なんか机の上に…卒業アルバム…桐乃の小学校のやつか」 京介「………卒業アルバムくらい、いいよな」 京介「…楽しそうだな……ん?これは…体育の授業か?…っ!おいおい、これは…」 京介「…卒業アルバムに桐乃がスクール水着で写ってるやがる…」 京介「いいのかよこんな…いや、別にいいのか、体育の写真だし。…けど今って、そういうの、厳しいんじゃねぇのかよ」 京介「…あいつの同級生も同じの、持ってるんだよな…」 ペラッ 京介「………っ!…これとか、結構ヤバいアングルなんじゃ…」 10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 03 01 48.71 ID K0s73fgFO 京介「…ヤバイだろ…これは…」ゴクリ 桐乃「なーにがヤバイって?」 京介「うおぉっ!?」ビクゥッ 桐乃「で、人の部屋に勝手に入って何してんの?」 京介「そ、その…アレだ…こないだ借りたやつクリアしたから返そうとだな…」 桐乃「ふーん…」 京介「じゃ、じゃあそういうことだから…」 桐乃「…なわけあるかぁっ!!」 京介「っ!」 桐乃「ひ、人のアルバム…し、しかもあたしの水着姿見て欲情するなんてばっかじゃないの!?変態っ!この変態っ!!」 京介「ち、ちがっ…これは誤解…」 桐乃「うっさい!!出てけ!今すぐ出てけっ!!」 21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 13 51 25.15 ID X/RDY0LoO 京介「こんなスク水なんて見てしまったら生でも見たくなるな」 桐乃「ちょっとあんた何してんのよ?ってそれあたしの卒業アルバムじゃない!何してんのよ!」 京介「おぉ!ちょうど良かった。お前ちょっとスク水を着てくれよ」 桐乃「はぁ?あんた何言ってんの?キモいんですけど」 京介「頼むよ。桐乃ってデカデカと書いてあるスク水を着てみてくれよ」 桐乃「嫌よ!」 京介「着ろよ!!」 23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 13 59 41.48 ID X/RDY0LoO 京介「なぁ、頼むよ。これ着てくれよ」 桐乃「いや…来ないで…」 京介「少しだけでいいんだ。10分くらいでいいんだよ」 桐乃「来ないでって言ってるでしょ!」バキッ 京介「ぐうぇ」 桐乃「あっ!ゴメン大丈夫!」 京介「あぁ…大丈夫だ…だからスク水を着てくれ…」 桐乃「ひぃ!」 45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 18 34 47.52 ID X/RDY0LoO 京介「なぁ、着てくれよ」ハァハァ 桐乃「やばい!このままじゃ捕まって犯される…」 桐乃「とりあえず家から出て逃げなきゃ!」ダッ 京介「おい待てよ桐乃!鬼ごっこか?鬼ごっこが終わったら着替えてくれるのか?」 48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 18 42 29.02 ID X/RDY0LoO 京介「桐乃~頼むよ~着替えてくれよ~」 桐乃「なんなのよあいつは~!これでも喰らえ!」ブンッ 京介「ふごっ!」 京介「…酷いじゃないか野球ボールを顔面に投げるなんて」 桐乃「硬球を顔面に受けて平然としてるなんて普通じゃない…」 51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 18 48 48.00 ID X/RDY0LoO 京介「なぁ頼むよ。お前のスク水が見たいんだよ!」 桐乃「ひぃ~!は、鼻血垂らしながら追いかけてきてる~!」 桐乃「はっ!そうだ!」 桐乃「きゃ~!誰か助けて下さい!変な人に追われてるんです!」 市民A「なんだって!」 市民B「そいつは許せねぇ!」 市民C「ここは俺達に任せな!」 桐乃「ありがとうございます!」 桐乃『今のうちに!』 52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 18 54 53.99 ID X/RDY0LoO 桐乃「はぁ~。ここまで来ればもう大丈夫だよね」 桐乃「…あいつ捕まっちゃったかな?」 京介「全く。俺が捕まったら親父の面目丸つぶれなんだぞ」 桐乃「!?」 桐乃「あ、あんた無事だったの!?」 京介「当たり前だろ。ほら、スク水もちゃんと死守したぞ」 桐乃「…狂ってる」 54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 19 05 06.93 ID X/RDY0LoO 桐乃「くっ!」ダッ 京介「おいおい、また鬼ごっこか?お前も好きだなぁ」 京介「じゃあ3分だけ待ってやるからできるだけ遠くに逃げるんだぞ。」 桐乃『いくら私が陸上部でもそうずっと走り続ける事はできない。どこか休める場所は…』 桐乃『あっ、あれは!』 桐乃『巨大迷路!この中ならそう簡単には見つからないはず!』 55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 19 12 36.91 ID X/RDY0LoO 桐乃「ここなら安全よね。今のうちに何か対策を練っておかないと…」 ?「ーーー」 桐乃「えっ?」 ?「桐乃ーー!いるんだろ出てこいよ!」 桐乃「あ、あいつが巨大迷路の中に入ってきてる…」 桐乃「に、逃げなきゃ…」ダッ 桐乃『どうしょう…捕まったら殺される』ハァハァ 桐乃「って、行き止まり!」 京介「み~つけた」 56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 19 20 08.16 ID X/RDY0LoO 桐乃「なっ!」 京介「探したぞ桐乃」 桐乃「なんで…なんであんたがここにいるの…」 京介「そんなのお前がここにいるからに決まってるだろ」 桐乃「なんで、私がいるって分かったの…」ガタガタ 京介「お前の匂いや足音を辿って行く事くらい訳ないさ」 京介「それに何年お前の兄貴をやってると思ってるんだ?お前の行動パターンなんて全てお見通しさ」 京介「さて、お話しはこれくらいにしてスク水に着替えてもらうか」 桐乃「いや…来ないで…いやぁぁあああ!」 62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 19 55 35.83 ID X/RDY0LoO 警察「そこまでだ!」 京介「なっ!」 警察「高坂京介!傷害罪の罪で逮捕する!」 京介「ちょっと待て!俺はただ妹にスク水を!」 警察「えぇい!大人しくしろ!」 桐乃『今のうちに逃げなきゃ』コソコソ 66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 07 31.13 ID X/RDY0LoO 桐乃「これからどうしよう…」 桐乃「そうだ!電車に乗って人通りの多い所に行けばいいんだ!」 桐乃「人ごみの中なら見つかりにくいだろうし電車の中なら匂いも足音も関係ないもん!私あったまいい~!」 桐乃「そうと決まれば早く行かなきゃ!」 69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 15 30.03 ID X/RDY0LoO ~東京~ 桐乃「これなら大丈夫よね!全くあのバカのせいで無駄遣いしちゃったじゃない」 桐乃「今月メルルのDVDが出るのに…お金足りるかな…」 桐乃「まぁ、せっかく来たんだから少し遊んでから帰ろうっと♪」 桐乃「じゃあ最初は秋葉原に行って…京介「おーい桐乃ー!」 桐乃「えっ?」 70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 21 53.84 ID X/RDY0LoO 桐乃「あ、あんた警察に捕まったんじゃ…」 京介「あぁ、あれなら間違いって事で片付いたぞ!」 警察「」 桐乃「でも私がここにいる事を教えてなんか…」 京介「お前の考える事は全てお見通しって言ったろ?」 京介「どうせお前の事だから…」 京介「そうだ!電車に乗って人通りの多い所に行けばいいんだ!人ごみの中なら見つかりにくいだろうし電車の中なら匂いも足音も関係ないもん!私あったまいい~!とか考えてたんだろ?」 桐乃「………」 72 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 27 27.27 ID X/RDY0LoO 桐乃「あんた私と同じ電車に乗ってたってわけ?」 京介「そんなの無理に決まってるだろ。警察に囲まれてたんだぞ?」 京介「チャリで来たに決まってるだろ」 桐乃『自転車で電車で来た私と同じ時間に到着!?ありえない…こいつ本物の化け物だ…』 京介「さっ、そろそろ諦めてスク水に着替えてくれよ」 桐乃『どうにかして逃げないと…あれは!』 73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 35 20.60 ID X/RDY0LoO 桐乃「あんた!」 H君「ぼ、僕ですか?」 桐乃「そうよ!あんたちょっとそのエアーガン借りるわよ!」 H君「あぁ!何するんだよ!これから小室や高城さんに見せに行くのに!」 桐乃「いいから貸しなさい!…くっ、全然当たらない…」 H野君「そりゃ素人には無理だよ。」 桐乃「じゃああんたがやりなさい!」 平●君「えぇ!?」 桐乃「頼んだわよ!」 平野君「仕方ない…女の子に頼まれたらやるしかないよなぁ!」 76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 41 53.54 ID X/RDY0LoO 桐乃「どうしよう…どこに逃げればいいのよ…」 京介「もう諦めたらどうだ?」 桐乃「ヒッ!」 京介「これ以上逃げたって時間の無駄だろ?」 桐乃「あ、あの人は?」 京介「事情を説明したら分かってくれたみたいだ」 平野「」 77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 45 04.03 ID X/RDY0LoO 京介「なぁ、桐乃。俺はお前に危害を加えるつもりはこれっぽっちもないんだ。ただお前のスク水姿が見たいだけなんだ。」 桐乃「……本当に何もしない?」 京介「あぁ。指一本触れない。約束しよう。」 桐乃「わかったわ…」 78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 48 33.12 ID X/RDY0LoO 京介「おぉ!分かってくれたか!じゃあ早速…」 桐乃「あんたバカじゃないの!こんな外で着替えられる訳ないでしょ!」 京介「それもそうだな。じゃあ、どうする?」 桐乃「……ホテルに行こう」 80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 20 54 08.67 ID X/RDY0LoO ~ホテル内~ 桐乃「着替えるから絶対にこっち見ないでよ!」 京介「あぁ、分かってるよ!俺はお前のスク水姿に興味があるんであってお前の裸になんて全く興味なんてない!だいたい妹の裸に欲情するなんてそんなのアニメやゲームの世界でしかないだろ!」 桐乃「なんかムカつく…言ってる事もめちゃくちゃだし」 桐乃『あんな事言ってるけど着替えたら犯されるんだろうなぁ…初めてがコスプレか…』 桐乃「着替えた…よ。」 81 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 21 00 10.13 ID X/RDY0LoO 京介「おぉ!着替えたか!」 桐乃『これで私も大人の仲間いりか…』 京介「おぉぉぉ?」 桐乃「な、何よ?何か変な?」 京介「いや、何か思ってたのと違う…」 桐乃「えっ?」 京介「おっ!もうこんな時間か。さっさと帰るぞ」 桐乃「あんたなんか…」 京介「んっ?どうした?」 桐乃「あんたなんか大嫌い!死ねくそアニキ!」 京介「なんだよ!何怒ってるんだよ!」 83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 22 03 44.72 ID Um9bBnDIO 後日談 桐乃「あの後分かった話なんだけどあいつ私のスク水姿に興奮してたんじゃなくて小学生のスク水に興奮してたみたい。マジ最低!超キモいんですけど!今あいつはこの前会ったオタクとどっかに出掛けてるみたい」 84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11 /26(金) 22 06 21.19 ID Um9bBnDIO 京介「おい平野!本当に小学生の女の子を紹介してくれんだろうな!」 平野「大丈夫だって!ちゃんと紹介するから」 京介「で、その子はどんな子なんだ?」 平野「すごく良い子だよ。アリスちゃんって言ってまだ小学2年生なんだ」 京介「小2!」 平野「一応言っておくけど変な事はするなよ」 京介「しない!断じてしないぞ!たぶん…」 京介「でも楽しみだなぁ」グフフ 桐乃「……マジ最低!」 END
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/595.html
京介日記。 注意。これは俺、高坂京介の日記である。 この日記の目的は、どれほど俺が桐乃に嫌われいるかを証明する事である。 であるからして、甘甘な話を期待しているものはこの日記を見ないことをお勧めする。 6月20日 快晴である。何故か今日は早く起きてしまったが、ベッドから離れる気が起きないのでこのままグダグダするしょぞんだ。 グダグダしていると、桐乃が入って来た。 起きていることを知られて面倒なことをさせられるのは嫌なので寝たフリをし続けることにする。 ふむ、なにをするつもりだ? と疑問に思っていたら、何故かベッドの下の俺の秘蔵本を探り始めた。 「む、また眼鏡っこばっかり。妹物をもっと増やせっつの」 何故かお怒りのようだ。怒りたいのはこちらだと主張したいが、寝たふりをしていたと知られるとどれだけボコられるか分からないので待機。 俺のセンクチュアリ(エロ本倉庫)を散々物色した桐乃は、何がしたいのだろうか、今度は俺の頬をつつき始めた。 爪が結構伸びているので、たまにチクっとする。 薄目を開けて観察してみると、何故かとてもニコニコしている。何か嬉しい事でもあったのだろうか。 それともこれから俺に何かをやらせるところを想像して楽しんでいるのだろうか。 まぁどちらにしても俺が被害を被ることになりそうなので是非勘弁してほしいものだ。 桐乃が俺の頬をつつくのをやめる。今度は何をするつもりだ? と思っていたら俺の携帯を見始めた。 「む、黒猫に沙織にあやせに加奈子にブリジットちゃんまで、なんでこんなに電話の回数多いの!?」 ふむ、どうやら俺に友達を取られていないかの確認らしい。 俺と電話してる回数が皆多かったのだろう、桐乃は不機嫌面だ。 まぁなんにせよ、瞼が痙攣してきたのでここらで寝たフリを切り上げようと思う。 俺は寝返りするフリをする。すると桐乃は面白いように俺の部屋から退散していった。 ふぅ、疲れた。 今日の分の日記はもう埋まってしまいそうなので今日はここらで終わる。 6月21日 最近、俺のパンツがよくなくなっている。誰の仕業だと疑うも、うちの家族に俺のパンツなぞ盗んでも得する奴がいないので探しようが無かった。 今日も、お気に入りのパンツが無くなっていたのでもう我慢が出来なくなった。 俺は桐乃の部屋に行き、パンツの行方を聞くことを決意する。 だが、桐乃の部屋をノックしても返事が無かった。誰も居ないのか確認するためにドアを開いてみる。ふむ、鍵がかかっていないと言う事は桐乃の奴は居ないのか。 ハァ、しょうがない、今日聞くのは諦めるか。 と思い引き返そうとする瞬間、俺は見てしまった。 ……俺のパンツがある。 箪笥の隙間から俺のパンツがこんにちわしていた。 ふむ、そうか、そういう事か。どうやら、桐乃の奴は俺に嫌がらせをしたくてしたくてしょうが無いらしい。 どうしてこんな陰湿な悪戯をするのか。甚だ疑問だ。 これは帰って来たらきちんと言い聞かせなければならないな。 そう思い俺はパンツを回収した。何故かねっとりしているので、早急に洗濯籠にシュートした。 その後、俺は桐乃が帰ってきたときに今回の事を話した。 すると桐乃の奴はあろうことか逆切れして、顔を真っ赤にしながら俺を殴ってきた。 「あ、あああ、あんたあたしの部屋に入ってんじゃないわよ!!」 あぁ、わずらわしい。これからはパンツが無くなったらこっそりと桐乃の部屋に侵入して取り返す事にしよう。 また殴られるのは嫌だからな。 6月22日 リビングに忘れ物をしてしまった。携帯だ。 別に後からでも良いのだが後回しにするとやる気がもっと無くなるのでパッと取ってこようと思う。 リビングの扉の前に来ると何故だろうか、桐乃の甲高い声が聞こえてきた。 ちょっと気になって覗き込んでみる。 どうやら冷蔵庫から俺のジュースを取り出しているらしい。 最近何故か勝手に減っていると思っていたら桐乃の仕業だったらしい。 くそぅ、ジュースぐらい自分の金で買えば良いものを。何故お前より金の持っていない俺のジュースを飲むのだ、嫌がらせか? 俺が沸々と怒っていると、桐乃は今度は俺のコップに麦茶を入れた。そして俺の席に座って飲み始めた。 ……なにがしたいんだ、桐乃の奴は。行動が不思議すぎるぞ。 俺はもう我慢できなくなり、リビングに入った。 「ぷはぁ、生き返るぅ!!」 「そうか、良かったな。でもコップをちゃんと洗っていけよ」 どうせ俺のコップだったら洗わないで良いだろ。とか思って使ったんだろうが、そんな行為は断じて許さないからな。 そう思って俺が話しかけると、桐乃は麦茶を口から盛大に噴出した。 「あ、兄貴!? なんでここに!?」 「携帯忘れたから取りに来ただけだ。それよりも、ちゃんとそのコップ洗っとけよ、絶対だからな」 俺は溜息をつくとリビングから出ていった。 最後に桐乃が「え!? 兄貴公認!? やっふぅ!!」とか言っていたがどう言う事なのかは分からない。 どうせいつもの突発的な発言だろう。 桐乃の奴はたまに意味の分からないことを言い出すからな。 6月23日 ……今度は歯ブラシが無くなっている。 この事件は前にも何回かあった。何故か次の日には見つかる(でもたまに何故かネトネトしている)のだが、どうにも気持ち悪い。できれば原因究明をしたいしょぞんである。 まずはさりげなく家族に聞き込みをする事にする。まずは桐乃だ。 こいつは俺の物を隠すという陰湿な悪戯をたまにするので、この事件も桐乃の仕業だと思っているのだ。 ひとまず桐乃の部屋に行き、ノックする。桐乃は半分ドアを開き、顔を覗かせる。 「……なに?」 「なぁ、俺の歯ブラシしらねぇか?」 「知らない。ってかあたしが知ってるわけないじゃん。……無くなったの?」 「あぁ、何故かな」 「じゃ、じゃぁ今回だけ特別にあたしの歯ブラシ使って良いよ?」 「あ、いえ。」 このような会話をする。何故か殴られた。 だが今回は桐乃が犯人では無さそうだ。だって桐乃が自分の歯ブラシを使わせてくれるなんて言う筈が無いのだから。桐乃がとったのだとしたら、詫びれもせず歯ブラシを突っ返してくるはずだからな。 その後、親父やおふくろにも聞いてみるが犯人は結局見つからなかった。 どうやら俺には明日に帰ってくる歯ブラシを待つ以外の選択肢は無いらしい。 さて、今日はもう歯磨きを諦めて寝るとしよう。 最後のページなので明日には新しい日記を買わなければならないしな。 おやすみ。 そこまで書くと、俺は溜息をついてベッドにダイブした。 あぁ、何故だ。もう二冊目だというのに、桐乃の俺にたいする態度が一つも変わっていない。いい加減もうちょっと俺の事を好いてくれてもいい気がするのだがなぁ。 明日になったら桐乃の俺に対する好感度がマックスにならねぇかなぁ、なんて考えながら俺は深いまどろみの中に意識を沈めたのだった。 fin
https://w.atwiki.jp/teamsatisfaction0/pages/13.html
鬼柳京介「ここでは簡単にページ説明をするぜ!」 ニコ「アクセスの多いおすすめページはこちらです」 ~ タッグフォースの鬼柳さん ~ ~アニメでの様々な設定~ 公式資料を集めるぜ! 【鬼柳京介とは】 ここではオレのプロフィールや大まかな活躍が見られるぜ! 【鬼柳さんのデッキ】 その名の通りオレのデッキを組んで満足しようぜ! 【インフェルニティのカード達】 インフェルニティの説明も載せてるぜ! ~満足民の日常~ みんなも知ってる用語集だぜ! 【用語集】 名言や迷言がいっぱい載ってるぜ。 オレの用語は【満足用語集】だ スレの会話で生まれた用語は【スレ用語】だ ~満足民の本気~ みんなで満足ワールドを広げる創作系だぜ! 【満足AA集】 ここは鬼柳京介とその愉快仲間たちのAAです。どでかいAAを利用して満足するしかねぇ! あんまり乱用するなよ!? 【満足画像保管庫】 満足スレ名物といっていいほどの画像コラだぜ! 画像は好きなだけ持って帰ってツイッターなりブログなり貼って満足するしかねぇ! 【満足職人】 スレを支える職人たちだ! 【色々な きりゅう 】 【色々な きょうすけ 】 世の中にはそっくりさんって本当にいるもんだな! 満足住民のそれぞれの好みで色んな同姓同名を集めてみたぜ! 【満足できる会話集】 満足民のアドリブが重視される会話集だぜ! みんなノリ良すぎだぜ! 【満足できる替え歌集】 満足できる替え歌集だ!みんなも歌って満足しようぜ! 【満足お絵かきルーム】 足跡にどうぞ
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1830.html
SS『ある朝の日常(京介Ver.)』 ん、、、? 「ふひひ~、りんこり~ん♪」 ん、、、ん!? げっ!!! 説明しよう。朝起きたら、妹のおっぱいに埋もれてた。 いやいや、マジでマジで。エロゲーの話じゃなくてさ。 朝起きたら、桐乃が俺の頭を抱きかかえてるようにして寝ていた、っつー状況なワケですよ。 どうやら寝ぼけてやってるみたいだが、、、。 ど、どうすりゃいいんだ、コレ、、、? この状態で桐乃を起こしてしまったら、えらいことになっちまうのは目に見えている。 かといって、このまま桐乃が起きるまで待つ、っつーのも、いろんな意味で俺が持たねーよ! マジでどーすりゃいいんだっつーの!?ヽ(`Д´)ノ そ、そうだ、まずは落ち着こう。落ち着いて素数を数えるんだ! 3.1415926535…って、こりゃ円周率じゃねぇか、チクショー! しかも数えてすらいねぇ! いかん。我ながらどんだけテンパってるんだか。 大体、こんな時に限って---。 がちゃ。 「京介、起きてるー?買い物に行って欲しいんだけどー?」 「げっ!!!」 「えっ!!!」 「ん?ぎゃーーーー!!!!!!」 「きょ、きょ、京介ぇーーーーっ!!!あんたっ!ついに本気で妹に手を出したのねっ!お、お父さんっ!お父さーーーんっ!!!」 「ま、ま、ま、待て待て待て待て!お袋っ!誤解だっ!誤解っ!」 バタバタバタバタ、、、。 やべぇ、やべぇ、やべぇ、やべぇ、やべぇ、、、ん?、、、待てよ、、、? 親父もお袋も昨日から親戚の家に行ってて留守のはずなんだが、、、? 頬をつねってみる。痛くねぇ。 ゆ、夢か、、、。 そういえば、いつの間にか桐乃もいなくなってる。 どさっ。布団に突っ伏す。 だーーーーーーーーーーっ! なんて夢だよ、、、まったく、、、。脅かしやがって、、、。 とは言え、えらくリアリティのある感触だった気がするが、、、。 いくら桐乃でも、そんな寝ぼけかたはしねーよなぁ、、、。 安堵で疲れがどっと出る。夢なのにな。 ふぅ、、、。そっと目を閉じる。 ひょっとして、俺、そんなことを望んでんのかなー、、、まさか、、、な。 そうしてるうちに、段々とまた睡魔が襲ってきて、、、。 、、、、、、、、、。 、、、、、、、zz。 、、、、zzzzz。 ん、、、? 「ふひひ~、りんこり~ん♪」 Fin ----
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/510.html
ついさっき降りだした雨が、早くも道路を黒く染め尽くそうとしている。 朝の予報は50%。念のために傘を用意してきて正解だったようだ。 それにしても…… 「あのなぁ、この間も何の備えも無しに風邪引いてただろ。すこしは懲りろよ」 なかば濡れ鼠で駆け込んできたお馬鹿に呆れ果て、自然に溜め息も出る。 当の本人はというと、まだ乱れた息を整えつつ、さすがに決まりが悪そうな顔をのぞかせた。 「こんな急に強くなるなんて思わなくってさ。でもほら、あれ。水も滴る」 「ハイハイ、いい女いい女」 さしあたって俺が羽織ってきたウインドブレーカーを渡す。 洒落っけのない、機能一点張りの雨具だが、この際文句は言わせない。 「いいよ別に。アタシもう濡れてんじゃん。一緒に傘に入れてくれるだけでいいって」 「つべこべ言わずに着とけっつーの。解ってないなら教えてやる。加奈子、おまえ制服透けてんだよ…」 「うぇ?」 指摘を受けてやや間の抜けた声をあげ、悠長に視線を下へ―― 「!!!や、ちょ、わたっ」 途端、狼狽もあらわに差し出した雨具を引っ被る。 可哀想なくらい紅潮した加奈子は慌てて辺りを見回した。 「遅いっての。まぁ仕方ない、出るぞ。ウチ寄ってけよ」 席に沈みかけるのを見かね、手を取って店を後にする。 こりゃ今日の買い物は中止だな。 「大体だ。なんで桐乃やあやせ他の友達に頼んで傘に入れてもらうとか、俺を呼ぶとかしなかったし」 雨粒は重くこそないものの、まとわりつくように降りつける。 「だから何度も言わせるなってば。これだけ強くなる前に着けると思ったの」 「はぁ……わからねえな、まったく」 そうまでして傘をささずに雨ん中を走る理由でもあったのかと穿った見方をしたくもなる。 「仕事のときは全然躊躇いなく使い走りにしてたろうが。今となっちゃ俺はマネージャーじゃないけどな。こんな急な雨の日ぐらい、呼ばれれば迎えに行くさ。変な遠慮しやがって」 説教めいた言い方になるが、ちゃんと体を大事にしてほしい。 俺にかまけてて風邪を引くのが続いたりしたら、親御さんに申し訳が立たない。 とにかく早いところ濡れた服を替えさせなきゃな。 加奈子のうなじを伝う雨を拭い、後先考えろよと改めて言い含める。 「あんがと」と礼を言って笑いかける加奈子が、なんだか…妙に、色っぽく見えて。 いかんいかん、何を血迷ってるんだ俺! またエロゲーによくあるようなシチュだなとか、しょうもない思考に身を任せる。 そうやって、寄り添い歩く加奈子を変に意識しちまう自分を棚上げないとならなかった。 「ただいま」 「お邪魔しまーす」 誰も不在だったが習慣的に挨拶をして、転がり込むような勢いで玄関に上がる。 お袋も出払っていた。特に予定は聞いてねーけど俺たち同様この雨で足止めでもくってんのかね。 そんなのはいいとして……雨水を吸った靴を脱ぎ捨て、靴下を丸め、直ちにタオルを調達する。 「ホラ使えよ」 「あ、サンキュ。ちょい待ち」 戻るとちょうど貸していたウインドブレーカーを靴箱脇の雨具かけに掛けようとしていた。 せ、背が足りてねえでやんの…。 四苦八苦する加奈子からそれを奪い、無造作に雨具かけへ。 「無理に紐んところ引っ掛けなくてもいいんだって。こんなんで」 言いつつ、持ってきたタオルに務めを果たさせるべく差し出す。 ようやく濡れた髪や服を拭きはじめた加奈子の様子を眺めていると、何ちゅーか、こう…… 改めて思うわけ。あんまりな格好だなと。 メルルのコスプレだって露出の点では十分にアレだが、濡れ透けってやつは一味も二味も違う。 なにせ発育途上の加奈子がエロく見えるぐらいだ。 一刻も早く家へ連れ帰ろうってあの場の判断は、我ながら的確だった。 「うん?いま何か言った?」 やべ。独り言になってたか 「いや、お前でもそんなあられもない格好してると思ったより目の毒だなぁ、とか」 結構はずかしいセリフ言ってるのが自覚されて、つい苦笑混じりになる。 しかし加奈子からは想定外のリアクションが。 「……何言ってんのか意味がよくわかんない」 嗚呼! なんておばかなこ!! 普段は気にならないんで忘れがちだが、俺の好いた子、来栖加奈子はちょっと頭が弱い。 や、単に語彙が貧弱なだけか? だと思いたいもんだ。 「つまり、そんな微妙にエロい格好で待ち合わせの店に来たのに呆れてたんだよ。今更だが無頓着すぎだろ」 「エロいかな……そっかぁ」 「いや、なんでそこでテレテレすんの。恥じ入るとか悔やむとかないんかいっ」 ニヘラ~っと笑う加奈子。駄目だコイツはやく何とかしないと…。 「だってさ。京介って何かにつけて加奈子のこと色気なしだのチンチクリンだの、こき下ろしてきたじゃん」 「そうだっけか」 なるべく本音がストレートに出ないよう自制してたつもりだが。 「言ってたって。それが今日、ついに。くぅ……ざまぁ見ろって感じ?」 さいですか。 「まぁ俺としちゃ、むやみに今みたいな格好にならないよう気をつけてくれさえすればいいが」 「わかったよ。エロい格好するのは二人きりの時だけな」 何がわかったんだオマエはー!!? どこからそんな超解釈につながった! 全力でツッコミたい衝動と、それに伴う頭痛に襲われる俺。 対して加奈子は上機嫌で、水を吸った制服を絞りながらニヤニヤしていた。 理解に苦しむんだぜ。 こんな短いやり取りでやけに疲れてしまった。 とはいえ当初の課題を放り出すわけにはいかない。 まずは風呂に湯を張る準備だな。あとは―― 「そのままじゃ冷えるだろ。何か着るもん用意するから、タオル巻いて待っとけ」 「はーい」 ぴらぴらと手を振る加奈子を尻目に、さてどうしたもんかと悩みながら階段を上がる。 桐乃の服を貸すのが妥当だろうに、本人もお袋も居ないんじゃな… 俺が手ずから妹の部屋の衣装箪笥を開けて、ってのは正直後が恐ろしい。 となると、この場は俺の部屋着を貸すしかない。サイズが合わないのは我慢してもらおう。 適当に見繕って、急ぎリビングへ入る。 「待たせた、持ってきたぞ。ってなんで既に脱いでるかなお前は……」 「ん~?」 加奈子のやつ、さっき俺の言ったとおり「タオルを巻いて」服を脱いでいる。 正確にはもう靴下まで脱ぐとこか。 普通靴下が先じゃね?とか、あー水着に着替えるときの要領かとか、そんなちゃちな(ry 「はぁ……着替え持ってきてからにしろよ…」 「濡れた服着たまま拭いても気持ち悪ぃの。いいじゃん」 「お前んちなら、それで何の問題もないんだろうがな」 「ここだと問題アリ?」 聞いてくる加奈子が天然なのか調子こいてんのかイマイチ判然としない。 「家の住人が目のやり場に困ってるだろ」 「そんな気にすんなって。大丈夫。下は脱いでないから」 「そりゃ、見ればわかる」 フリル付きかー… 回れ右をして、入って来たときより迅速にリビングを離脱した。 「まったく。そんなに俺に道を踏み外させたいのか、あいつは」 本人の耳に届かないのをいいことに、つい本心を洩らしてしまう。 ブツクサとこぼしつつ浴槽にスポンジを走らせ続ける。 風呂掃除を頼まれるより早くやるのは初めてじゃねーか? 出来るなら、この泡もろともに自分の煩悩もさっぱりと流してしまいたい。切実な願いだ。 多分、加奈子の言動に含むところは無いだろう。俺への挑発だとかは。 自尊心の固まりな我が妹様じゃあるまいし、悪戯心で性的なからかいをするタイプにゃ見えない。 年こそ同じでも子供の無邪気さなんだろう。 そう結論づけて、ようやく落ち着きを取り戻そうとしていた。 「何なら京介も一緒に入る?」 「」 ぉぃ、こいつガチかよ。 風呂が炊けたから入って来るよう奨めると、返ってきたのがこの言葉。 参ったね、どうにも。 「ンなわけいくか。サッサと行けっつの」 「え~、なんで~」 もうヤダこの子…… ここでしょーもない冗談に付き合ってちゃ急いだ意味がない。 「問答無用」 「へ?」 咄嗟に反応できなかった加奈子をひょいと持ち上げ、有無を言わさず脱衣所へ運んでやった。 この間約十秒。 加奈子は状況の変化についてこれてないらしく、二の句が継げないでいる。 「いいか、大分冷えちまってんだろうからシッカリ浸かって温まれよ。湯船で100数えろ。200でもいい。濡らした制服は乾かしとく。上がるときはちゃんと替えの服着て来い。着ないで出てきたらもっかい風呂に放り込むぞ。じゃぁ、ゆっくりしていってね!」 「う、うん…いただきます」 なかなか乾かないな。 洗濯機に入れて脱水までしてやるべきだったか。 でも、ああ言った手前、風呂上がりの加奈子と御対面なんてしたら俺的にアウトだし…… あーでもないこーでもないと散漫になりつつ、時折制服の向きを変えドライヤーで送風する。 と、そこへ、ペタペタと足音が聞こえてきた。加奈子が戻ってきたようだ。 スリッパも用意しとけばよかったな。気付かなかった。うーむ… 「ただいまー」 「おう、おかえり。って言うのかこういう場合」 「ヘン?なら、いいお湯でした。」 「どういたしまして」 ふぃ~と息を吐き、胸元をパタパタとやる加奈子。 おこちゃまめ…… ドライヤーをそこらに置いて冷蔵庫の扉に手をかける。 「何か飲むか。つっても今は牛乳と麦茶しかないけどよ」 「牛乳のがいい」 「ほいきた」 適当なコップに注いで渡すと、加奈子、らっぱ飲み。 豪快なやつ。 いっそ清々しささえ覚えるが、風呂上がりにしては色気を感じさせないな。 さっきのあれは、やはり気の迷いだったんだろう。 ついでなので俺も麦茶を飲むことにした。 「ところでさ」 「んー?」 「京介は風呂入んないの。せっかく沸かしたのに」 「後でいいや。こっちは別に濡れてもないし。それに覗かれても困るしな」 「の、のぞかねーよっ」 ははっ、赤くなってやがる。 俺だってやられっ放しでいるほどお人好しじゃないってこった。 雨は一向に止む気配がうかがえない。 天気予報によると、今日はこのまま夜まで降り続くっぽかった。どこ行ったんだ50%は。 晴れ間がみえたら速攻自転車で送ってってやる心積もりだったが、どうやら望み薄か。 こちらの心配をよそに加奈子は寝転がってくつろいでいる。 まぁ、へたにじゃれられるよりかは全然いいわ。 石鹸のいい匂いが間近でするとかヤバいもん。 「……なー」 いつの間にかこちらを向いていた加奈子がぞんざいに呼びかけてくる。 「ん、どした? 腹でも減ったか?」 「違うし。しかめっ面して、なに考え込んでんだろって」 「そ、そんなにだったか」 「皺よせてたじゃん。こーんな」 言って、むすっとした顔を作って見せた。 コイツのこんな表情はちょっとウケる。 「いや、雨やまねーなって、そんだけさ。おまえ帰るタイミング無くしたら困るだろ」 「特に用事ないし困んないけど」 「って割には、手持ち無沙汰そうにしてんじゃねーの」 何をするでもなく、取りあえずつけてみたテレビを見たり、携帯をいじったり。 これぞ暇スタイルという感ありあり。 「遊べるもんも大して無くて悪ぃとは思ってるが」 かといって、ここでシスカリを出すのは如何なものか。 暇つぶしに適当ではあるかもしれないが……何か違う、不適当な気がする。その選択肢はナシだ。 それから俺たちは。 有り体に言って、ダラダラ時を過ごした。 俺はともかく加奈子はいい加減に退屈になってきたんじゃなかろうか。ばか正直に聞いてみる。 「そうでもねーよ? 気にしすぎ気にしすぎ」 答えてのそのそとこちらへ来ると、何とも自然な動作で寄りかかってきた。 「ん~……」 犬か。お前は。 さすがにド直球で突っ込むのは迷い、でもって、こんな緩いのも悪かないと思えてしまう俺である。 「加奈子、お前さぁ」 「なーにー」 「こう言っちゃなんだが、結構、キャラ違ってきてね?」 「ふぇ……キャラとかいきなり言われても」 それもそうか。 「ホラ、知り合った当初のとんがった印象からすると、こんなベタベタなのとか想像つかねぇし」 「要するに、らしくないってワケ?」 「や、そこまでは……言ってない」 いまも加奈子は俺の腕に体を預けていて、その表情は窺い知れないが。 特に機嫌を損ねた様子でもなく続ける。 「らしいとか、らしくないとか、言えるほど京介が加奈子のこと詳しくもないでしょ。ってね」 もっともだ。 加奈子と個人的に親しくなったのはここ2ヶ月ばかりだし、 それ以前は桐乃やあやせを介してほんの何回か会ったに過ぎない。 あれだけ生意気で小憎たらしく思っていたコイツを、憎からず思えるようにもなった。 こういうケースこそ奇遇ってやつなんだろうな。 「それに、言う通り加奈子のキャラが変わったんならさ。それってアンタのせいじゃん」 「俺のか」 「うん。京介のお陰で、アタシってば、こんなになっちゃった」 俺の正面に回って抱き着いてくる。 ヤバイ、加奈子ヤバイ。マジでヤバイ。 「はふ……幸せ……」 そんな呟きが耳をくすぐり、急激に膨れ上がった照れ臭さに衝き動かされて、つい思ってもない言葉を口にした。 「引っ付いてるだけで幸せとか、安上がりでいいな」 うわ、なに言っちゃってんの俺。台無しだろ色々と。 台詞と裏腹に内心動揺の荒波にぐらついているところ、加奈子がクスリと微笑って言う。 「わかんないよ? そのうち高くつくかもだかんね。今から覚悟しといたら?」 ―――――――――――― ―――――――― ―――― ようやく雨足が弱まり、加奈子を送って帰すことにする。 「結局やまないでやんの。あーあ、買いもの楽しみにしてたのに」 「仕方ないだろ。買いものは明日でも明後日でも付き合ってやるよ」 「ん、あんがと」 「そういやぁ昨夜から随分気にかけてたみたいだが、何がお目当てだったんだ」 「うわ…それ本気で言ってる?」 さっきとは打って変わったジト目で睨めつけられる。 な、なんだよ。具体的に何買いに行くとか聞いてないのにわかるかっての。 俺の心を読み取ったようにわざとらしく嘆息して加奈子が言う。 「ハイハイ、考えてみ? 今日は何の日」 「何の日て、普通の月曜日じゃないのか。なんかあったっけ…」 「曜日はいいから」 「2月の13日――ああ」 「そ、そゆこと」 なるほど。今更ながら納得がいった。これは鈍いと呆れられて当然だ。 「でも明日は仕事の関係で時間食っちゃう予定でさ、今日は降ってほしくなかったなぁ……」 まあまあと、ややブルー入った加奈子を宥めつつ。俺の脳裏にある閃きが走る。 男子たるもの、バレンタインの存在そのものを忘れたりはしないものだ。 乾かしていた制服をバッグに詰めて持ち出せるようにする。 「あれ、ソレまだ乾ききってなかったんだ」 「いや。乾いてるけどな。外は冷えるかもだし、いま着てるパーカーのままで帰った方がいいんじゃないか」 とかなんとか、あくまでさりげなく誘導してみる。 気付いてくれるなよ。悪意はないからな… 「いいの? じゃぁ借りてくわ」 「おー。俺の私服だから好みにあうかはわからんが、着て外歩けないほどダサくはねーだろ」 「ま、ね。ダボついてるのがちょっとみっともないけど、表歩けなくはない」 言って加奈子、袖口から指だけちょいと覗かせた状態で、くるりと綺麗に一回転して見せる。 「へへっ。何かこういうの、恋人っぽい感じじゃね?」 やたら様になっていて、不覚にも一瞬目を奪われた。 そうだな、認めてやれないじゃないが 「こだわりますね」 「そりゃ、こだわってんよ」 軽口を交わしながら玄関へ。 直後、忘れ物を口実に屋内に戻る。ブツを回収、懐に忍ばせて…… 「よし!いっちょう出掛けるとするか」 「なんでそんな気合い入ってるかな」 傘立てに手を伸ばし、親父が持っていかなかったビッグサイズのそれを広げる。 「相合い傘」 「アンタだって十分ベタじゃない」 「喜べ、公然とくっついてられるぞ」 「……うへぇ」 扉をくぐり、加奈子の肩を引き寄せざま、そのフードにサッとブツを潜ませた。 ご存じの通り日本におけるその風習はまだ新しく、製菓会社の陰謀などと揶揄されることもしばしばである。 それはそうと俺は本家のならいに従いたい。 つまり、親愛の情を込めて贈るのに男女の別はなくてもいいだろうと。 こいつが帰宅してどの時点で気付くか、最悪潰したり溶かしたりしてから発覚するかもしれないが。 その時の反応を密かな楽しみに、加奈子と並び歩き出す。
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1778.html
770 名無しさん@お腹いっぱい。:2013/08/25(日) 22 38 03.39 ID mYtI4gMGO 768 桐乃「ばっかじゃないの!?」 京介「よし。そんじゃ明日九時に駅前で待ち合わせな」 桐乃「ばっかじゃないの!?」 京介「え?…ああ、明日新作エロゲの発売日か。いいよ」 桐乃「ばっかじゃないの!?」 京介「ん?ああ、頭撫でてほしいのか。お前好きだよな~」ナデナデ 桐乃「京介…キスしてほしい」 京介「ど、どーした桐乃!?」 桐乃「どーせなに言ったってアンタに翻訳されるんでしょーが!」 京介「自暴自棄になるなよ!」 ----